<受信できる放送種別>
◆拠点1
・UHFアンテナ直接受信の地上波
◆拠点2
・周波数変換パススルー方式の地上波
・トランスモジュレーション方式のBS
・トランスモジュレーション方式のCS
◇備考
・地上波は拠点1と2で放送されている局が異なります。
・トラモジ=トランスモジュレーション
<受信するチューナ>
◆拠点1
・PLEX PX-S1UD
◆拠点2
・アースソフト PT1 - 地上波用
・MyGica T230C v2 - トラモジ用
<受信のための設定>
あまり詳しくは説明しません。
◆周波数変換パススルーの地上波
T(地上波)用の入力にアンテナ線をつないで
CATV用設定を有効にするだけです。
BonDriverの構成ファイルにCATVがありますが、
ほとんどの場合コメントアウトされているので、
それを解除するだけで受信できます。
備考:同一周波数パススルーの場合は
アンテナ直接受信と同じです。
◆トラモジのBS・CS
通常のアンテナ受信のBS・CSとは放送方式が異なるため、
(通常:ISDB-S、トラモジ:ISDB-C)
PT1のS(衛星)用入力につないでも受信できません。
ISDB-Cを受信するためのチューナは MyGica T230C v2 を使用します。
アリエクスプレスで4000円くらいで買えます。(240915現在)
PALプラグ - NTSCコネクタ(S1UDに刺さってるあの部分)をお忘れなく。これはアマゾンで買えます。
BonDriver_BDAとLWireで動かします。
注意:LWireとBonDriver_BDAはセットでビルドするべし。
(S1UD用に使ってたBonDriver_BDAを使いまわしてLWireだけ入れて
「動かん」とハマってしまいました。)
以下に、私の環境のBonDriver_T230C.iniを置いておきます。
参考までに。(そのままコピペでは動きません。それぞれの受信環境に合わせてください。)
BonDriver_T230C.ini
拡張子はtxtになっています。実際はiniです。
◇備考
・Guidはお使いのチューナに合わせてください。
[BonDriver]のDebugLogをYESにすると吐き出すログにGuidが書いてあります。
・CH081とは
私の受信しているCATV局ではC32ch
(TVTestでは82番目。iniは0始まりのため81。)
がTSMFで送信されているため、映像が送出されているTSID0を手動で設定している。
くわしくはiniの
サンプル で。
これでそれぞれのチューナで受信できるようになります。
<受像のための設定>
次に受信したものを絵としてうつします。
ご存じの通り、日本のテレビ放送は有料・無料にかかわらず暗号化されています。
B-CASを使って暗号化を解きます。
BonDriverProxyExを使います。
しかし、B-CASは拠点2のみに搭載しているので、一工夫必要になります。
この図のようにします。
拠点1からは暗号化状態で拠点2に送ります。
拠点2のBonDriverProxyExで暗号化を解除して送出しています。
これで1つのB-CASカードですべてを解除できます。
TVTestやEDCBでは拠点2のBonDriverProxyを指定することで、
サーバ機以外ではカードなしで録画や視聴ができます。
B25デコード対応版のBonDriverProxyExで B25=1 にします。
写真のような外付けのUSBリーダであればそのままで動きます。
◇備考
さとのか4K(ケーブル4K)は例外としてノンスクランブルです。
ワンセグと同じようにB-CASなしで映ります(CATV局によるらしい)
CSは?
トラモジのCSはC-CAS領域で、カードを持っていないので受像できません。
<さらに便利に使うための設定>
BonDriver_Splitterで3つを1つのBonDriverで!
拠点1、拠点2パススルー、拠点2トラモジ。と3チューナに分かれていてTVTestでは非常に扱いにくいです。
※EDCBでは以下の設定をすると正常にチューナを選べなくなります。
チューナごとに受信できるチャンネルが異なり、チューナ数もばらばらのため。
TVTestでBonDriverを切り替えずにスムーズに3波を行き来できるようにします。
BonDriver_Splitterはこんなことができます。
(CSの分離とかもあるようですが、今回は関係ありません)
BonDriver_Splitterの構成ファイルで一番重要なのは、
[BONDRIVER]と[SPACE連番]です。
なお、UTF-8が指定されていますが、エラーで動かなかったのでShiftJISです。
[BONDRIVER]には、使用する=まとめたいBonDriverを00からの連番で書きます。
例)
[BONDRIVER]
00=BonDriver_UHF.dll
01=BonDriver_CATV-PT.dll
02=BonDriver_CATV-TM.dll
[SPACE連番]には、各チャンネルをチャンネルスペースごとに00からの連番で書きます。
BonDriverとしてのチャンネル番号=名称<タブ>対象BonDriverNo<タブ>対象BonDriverでのスペース番号<タブ>対象BonDriverでのチャンネル番号
セミコロンより右はコメントアウトです。iniでも使えます。
スペース名(NAME=)は日本語にすると文字化けします。
例)
[SPACE00]
NAME="Terrestrial Digital"
USESERVICEID=0
000=13ch 0 0 0
~
006=C17ch 1 1 4
[SPACE01]
NAME="BS Digital"
USESERVICEID=0
000=C21ch 2 0 70 ;スターチャンネル
001=C30ch 2 0 79 ;BS11イレブン
[SPACE02]
NAME="CATV"
USESERVICEID=0
000=C14ch 2 0 63
001=C15ch 2 0 64
対象BonDriverでのスペース番号とチャンネル番号はそれぞれのBonDriver単独でチャンネルスキャンして調べます。
USESERVICEIDはオンにして各行の末尾にサービスIDをつけると分割できるそうです。(1チャンネル1サービスモード)
あとはその設定をしたBonDriver_Splitterを指定してTVTestを使うだけです。
スキャンもすぐ終わるでしょう。映るチャンネルだけを指定しているので。
まぁこんな感じです。
個人メモなので適当ですが参考になれば。
◇備考
録画PCがかなり古いので正確かはわかりませんが落ち着いていればドロップしないです。
◇参考サイト
WindowsとMyGica T230Cを使ってトラモジを受信する - tototakuさん
CATV区域外地上波(トラモジ)をPC受信するはなし - うどん工房ふじわらさん
CATV区域外地上波・BS(トランスモジュレーション方式)をPCでTS抜き受信する:Re - うどん工房ふじわらさん